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DALogger GPS搭載 マルチロガーシステム


開発コンセプト

平成23年3月の東日本大地震、福島第一原子力発電所の事故以降、私たち社員一同も多くの不安を抱えるうちのひとりでした。
毎日ニュースや新聞から聞こえる放射性物質や放射線、それを表す単位。知っていたようで実は知らないことへの不安や恐怖がありました。
「知らないで怖がるなら知って怖がろう」、「見えないならみえるようにしてみよう」と
マップ作成ツールの開発をはじめました。


意外と手間が多いマップ作成。

線量率マップにして見えるようにしようと試行錯誤を重ね、同じようにボランティアなどで測定している多くの方々とお話しする機会もたくさんいただきました。
その間にも、色々な放射線マッピングソリューションが出ましたが、実際に現場で測定している方々に数多くの問題点を聞き、一般の方でも簡単に間違えなく使用できるものを作れないか?との思いが強くなりました。


問題点の洗い出し

 ・装置の設定が多く扱いが難しい
 ・装置が大型で山などに気軽に持っていく事ができない
 ・充電式は電池が無くなったら充電しなければならない
 ・まとめる人にデータを渡すが、その前に自分でもどんな状態だったか確認したい
 ・パソコンの操作が難しい
 ・字が小さくて読めない
 ・精度が悪い

など数多くの要望・希望がありました。

そしてそんな装置は「ない」というのが答えでした。
それを「ある」にするために1年以上の時間を掛け開発を行い現在に至っております。